TOP座談会
半世紀にわたって
培ってきた専⾨⼒と提案⼒。
その原動⼒となったマインドとは。
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経営者、そして名南⼈として⾒た
名南の魅⼒や、⼤切にしてきたこと、
そして受け継ぎたいもの。
各法⼈のトップが語る名南イズム。
登場人物
Member
-
安藤 教嗣
税理⼠法⼈ 名南経営 理事⻑
-
永井 晶也
株式会社 名南経営コンサルティング
代表取締役社⻑株式会社 名南財産コンサルタンツ
代表取締役株式会社 名南経営キャピタル
代表取締役 -
浅井 克容
株式会社 名南経営ソリューションズ
代表取締役社⻑株式会社 名南ネットワーク
代表取締役社⻑
01
業界の動向に
ついて
労働⼒⼈⼝の減少や、
さらなるIT化、AI の台頭を
⾒据えた業界展望。


税理⼠業界では、記帳代⾏などの業務については今後AIなどに代替され、将来的には消えていくというのが業界の主流の⾒解です。⼀⽅で⾼度な税務や経営課題解決などのニーズは増えており、そうしたスキルを持った⼈材が⾜りていないのが現状ですね。税理⼠試験の受験者数に⽬を向けると、近年減少傾向だったのが令和3年から増加に転じています。

増加の要因としては、やはり受験資格の緩和ですか?

それもありますが、不安定な社会情勢を背景にした終⾝雇⽤制度の衰退に伴って、特に若い世代を中⼼に専⾨的なスキルを⾝につけ⼿に職を、と考える⼈が増えたんだと思います。IT業界はどうですか?

まず⽇本全体の課題として挙げられるのが、労働⼒⼈⼝の減少です。国家レベルでさまざまな策を講じてはいますが、⾒通しは決して明るくない。その中で企業経営を考えたときに、⼈材不⾜を補完するためのAI やDX の活⽤がとても重要になってきます。⽣産性向上システム「MyKomon]のリリースから24年経ちますが、24年連続でユーザー数が増え続けてきたのも、そうしたニーズの⾼まりがあったからこそ。この流れは、今後さらに加速していくと考えています。

コンサルティング業界で⾔うと、最近は業種を問わず課題解決と銘打った宣伝⽂が⼀般化し、コンサルティングの名を冠したサービスをよく⽬にしますね。私たちは専業として、いわば王道の経営コンサルティングを提供してきましたが、成果が出るまでに時間を要することもあり、コンサルティングファームへ新規参⼊する企業はさほど多くないと感じています。ただコンサルタントという⾔葉は⼈気なので、さまざまな業種でコンサルタントを謳う企業は増えています。
02
名南の強みに
ついて
顧客ニーズを深耕し、
⾼い専⾨性と多⾯的な提案で
企業の頼れる総合病院として半世紀。


私たちのお客さまのニーズは税の課題にとどまらず、むしろ経営そのものにあります。税理⼠をはじめとする⼠業の特性として、他職との協働を苦⼿とするケースが多いのですが、グループに多彩な専⾨家がいて、業際を超え経営に関する多⾯的なご提案ができるのは名南の強みのひとつですね。

同感です。経営コンサルティングを⾏う中で、必然的に税務・法務・労務に関わるので、お客さまからは「名南ならばすべてをワンストップで解決してくれる」という期待は⼤きいと感じています。

グループ内でここまで完結できるのは、全国的にも少ないみたいですね。

理念から給与体制まで⼀本化された企業グループは、希有な存在でしょうね。⽇本の税理⼠事務所は所⻑先⽣以下2〜3名の規模が多く、例えるなら地域に根ざした町の診療所のイメージです。

そういう意味では、名南は総合病院と⾔えるかもしれないですね。内科・外科・⽿⿐咽喉科など各分野の専⾨家が集まって、そこですべての治療が完結するという。

実際に事業承継や企業再編の案件について、他の税理⼠事務所から相談されることも多いんです。先ほどお話ししたように、経営課題に対し税務だけでは根本的な解決に⾄らない場合も多く、他職との協働が不可⽋なためです。会計事務所という点ではライバル関係にあるのですが、分業による互恵関係という側⾯も持っています。まさに町の診療所と地域の総合病院の関係に似ていますね。

私たちのお客さまは同族型の中堅中⼩企業が中⼼ですが、いわゆる⼤企業とは違い、オーナー経営者のカリスマ性が会社の原動⼒になっているケースもよくあります。感性や直感といった、ときに経済合理性から外れた原理で意思決定される場合もあり、ある意味独特な世界です。そうした中堅中⼩企業に特化したサービスを半世紀以上にわたって提供してきた中で培ってきた、フレキシブルな対応⼒と提案⼒は、名南のもうひとつの強みですね。
03
⼈材育成に
ついて
仕事の質を⾼め、
短期間で集中して
成⻑するための成⻑戦略。


⼠業という専⾨職においては、やはり経験値が占める割合が⼤きいと感じます。私たちが若い頃は、それこそ「24時間働けますか?」の時代でしたが、今そんなことはまったくできないので、限られた時間の中でいかに経験を積めるかですよね。

労働環境の整備が進む⼀⽅で感じるのは、若い世代の多くが将来に対する潜在的な不安を抱えているということです。⼿に職を、と考える⼈が増えたのもその表れかもしれません。仕事を通して⾃⾝の成⻑を実感できれば、そうした不安は払拭できるはず。そのため、名南でも成⻑を⾒える化するため、職種ごとに独⾃のキャリアプランや教育制度を構築しています。

短時間に多くを得るためには、仕事の質を⾼めるしかないですよね。特にコンサルタントは⾃分⾃⾝が商品なので、⾃分の働き⽅がそのまま商品価値に繋がっていきます。20 代に濃い時間を過ごした⼈は、30 代になると顔つきが⼤きく変わります。若い頃にギュッと頑張った⼈は、その後⼤きく成⻑していきますね。

知識や経験と同様、コミュニケーション⼒も重要です。SNSの距離感では、経営者から信頼されるのは難しいですから。遠すぎても近すぎてもうまくいかないというその絶妙な距離感は、⾃分で失敗を重ねて覚えていくしかないんですよね。

失敗から学ぶって⼤きいですよね。私も先輩たちからしてもらってきましたが、部下の挑戦に対して「多分失敗するな」と思っても、あえてやらせてみるんです。もちろんリカバリーできる範囲であれば、ですが。⼈から教わるのではなく、⾃分で失敗すると学び⽅や気づき⽅が全然違います。だから名南には、“ミスは責めない。⼤切なのは次にどう活かすか”という⽂化が根づいています。

もうひとつキーワードを挙げるとすれば多様性ですね。社員が持つ多様な価値観を⼤切に育てることがチームの活性化につながり、最終的にはお客さまに喜ばれる提案へとつながっていく。それがお客さまニーズのさらなる多様化への対応にも寄与していくと思います。
04
未来へ
受け継ぎたいもの
成⻑の推進⼒となり、
仕事の道標でもある
名南イズムを体現する精神。


⽇本には江⼾時代から続く「恩送り」という⾔葉があります。名南にも、先輩たちから教わったものを本⼈に返すのではなく、後輩たちに返していくという⽂化があります。その企業⾵⼟は、ぜひ継承してほしいと思います。

名南の経営理念の筆頭として掲げられている「所訓」は、名南⼈にとってすべての思考や⾏動の規範となる⾔葉です。私もこれまで幾度となく失敗したり、壁にぶつかったりしましたが、その原因を突き詰めていくと、いつもこの⾔葉にたどり着きました。これはほとんどの社員が経験していることだと思います。⼤切なのは、⼀⾒平易な⾔葉をどう解釈し、⽇常の仕事や成⻑に活かしていくか。ここにいる3⼈の⾏動指針の核にも、この考え⽅があるはずです。

重要なのは羅針盤となる価値観ですよね。ハウツーを求める⼈もいますが、ハウツーは所詮テクニックでしかない。⼿法は時代とともに変わってしまうものですし。

私は、名南の理念は本当に素晴らしいものだと感じており、仕事だけでなく⼈⽣の指針にしています。勝⼿に浅井家の家訓としてトイレにも貼ってあります。⼦どもたちも伝えたいので、理解しやすいように少しアレンジしています。

それは初⽿だ!パッと⾒、当たり前のことが書かれているから、ともすれば右から左へ流れてしまうよね。

そうなんです。「常に相⼿に感謝すること」など最たる例で、本当なら今⽇⽣きていることにも感謝すべきなのに、⼈は⽇頃そんなこと意識せずに⽣きていますよね。だからトイレに⾏くたびに、ひとりで頷いています。ちょっとくらい妻が冷たくても感謝しなきゃなとか(笑)。中でも、やはり核となるのは「⾃利利他」という⾔葉ですね。⾃分の利益も⼤事ですが、お客さまだけでなく、仲間をはじめすべての他者のために⾏動する⼤切さを教えてくれます。当社では理念を共有するための浸透委員会があり、単に理念として掲げるだけでなく、⽇々の⾏動の中で実践できるように取り組んでいます。

社員間で仕事に対する姿勢や思いが共有できているかは、とても重要ですよね。私は特にマネージャーへの指導教育に注⼒しています。直属の上司にしっかりとした⾏動規範があれば、現場でリアルタイムに指導ができますから。失敗を半分忘れた頃に指導されても響かないですよね。問題の根源をその場で考え、次に活かすこと。鉄は熱いうちに打て、です。

うちには問題が起こったときに提出するクレーム報告書があるのですが、それを⾒ていると、失敗したときにこそ所訓がスッと⼼に⼊ってくるのがよくわかります。⾃分の⾏動を振り返って、次にどう活かすかについて書いてもらうのですが、ありがたいことにみんな真摯に取り組んでくれています。

若い世代の成⻑意欲は強いですよね。ただ間違えてほしくないのは、⾃⾝の成⻑を⽬的にすべきではないということ。⾃分の成⻑に都合のいい仕事ばかりをしてしまうと、結局は⼤きく成⻑できないものです。逆にお客さまの発展を第⼀とする中で⾃分も成⻑し、お客さまの喜びがさらなる成⻑意欲につながって、というスパイラルが最⾼です。社員満⾜という⾔葉がありますが、待遇や福利厚⽣よりもむしろ、⾃分が本当に頑張ったことに対してお客さまから⼼からの「ありがとう」がもらえたとき、これが⼀番うれしいんですよね。この⼈のためにもっと頑張ろう、もっと成⻑しなきゃと思えると、仕事がどんどん楽しくなるし、⾃分の成⻑も実感できます。

それすごくわかります。社員との⾯談で、この半年間の仕事でうれしかったことを聞くと、お客さまから褒められたとか喜んでもらえたという声が多いです。逆に給料が増えてよかったとかって意⾒はないですね。給料は上げていますけどね。

名南全体で、そうしたマインド持つ⼈が多いということの表れですね。個⼈の伸びが組織全体の成⻑につながっているのだと思います。
